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コミュニティカフェ『よろずや余之助』

 
  《よろずや余之助誕生秘話》

 NPO法人よろずや余之助は、平成14年に経済産業省の市民活動活性化モデル事業の認定を受け、高校同級生の飲み仲間達と立ち上げたコミュニティカフェです。

このカフェはその昔、どこの町や村にも「よろず屋」という名の何でも屋がありましたが、そこでは買い物がてら、茶飲み話に花を咲かせるという、地域の人達の溜まり場の役目も果たしておりました。その雰囲気を再現しつつ、面白い事は何でもやって、地域の活性化に繋げようとの思いから事業を開始して、早15年経ちました。現在ではスーパーやコンビニが何処にでもあり、確かに大変便利ですが、街中にあの「よろず屋」のような、人と人との交流の場と、話を繋げるオヤジ役が居ないのが、何とも淋しく感じられます。特に空洞化が進む地方の旧市街地に、その傾向が顕著に感じられます。勿論ご多分にもれず、群馬県も同様です。

そんな中で、仲間達と始めた異業種専門家集団による町おこし活動では、何でも気軽に相談出来る場所としてカフェを作り、それを軸として様々な活動を展開しております。

 メンバーの仲間達はふと気付いたら高校を卒業して50年、その昔お祖父さん達が時折口にしていた言葉「昔はよかった!」が、今では余之助の仲間達も、何かの拍子にひょいと口に出るようになっていました。

確かに団塊世代の人達は、10代の頃はバカな悪戯や一歩間違えば命に係わる危険な遊びも、随分とやったものですが、うっかり見つかり近所のオヤジにゲンコツ食らうのは当たり前の風景でした。そんな体験がコミュニティカフェの運営に、意外と役に立っているようです。

団塊世代だからこそ出来る手法を活かしての活動では、余之助に来店した方と、短時間でリラックスした雰囲気を作り出すために、ちょっとしたジョークや、トボケの仕草が、特別意識することなく、極めて自然に出て来るものです。

今では様々な人達が、活動に加わってきておりまして、同級生集団から、地域の中高年層の方達に参加していただく活動へと、連携の輪が広がってきております。



《余之助の活動》

 そんな雰囲気の中、メイン事業の「よろず悩み事引受け処」の無料相談会では、コーヒー飲みながら、ゆったりとした雰囲気の中で相談に乗り、解決への道づくりのお手伝いをしてきました。

時間に縛られずグチも聞きつつ、核心にたどり着くまで遠回りをしても、兎に角話をよく聞いてあげること、それが近年増加してきた高齢者の相談に、好評を得ているようです

。 相談内容も様々で、近隣トラブル・相続争い・金銭トラブル等々、行政では対応が難しい相談が持ち込まれています。またリフォームに関する訪問販売では、修理の必要もないのに、不安をあおり、根拠の無い詐欺まがいの工事契約を取り交わし、高額な工事代金を請求する事例も相変わらず後を絶ちません。

契約をしてしまったが、本当にそんなに痛んだ状態なのか、何となく不安になり、相談に来る方には現場確認に行きますが、そのほとんどに補修の緊急性はなく、しかも余分な工事が計上されている場面が時折見られます。

また一昨年より開始した「空き家対策プロジェクト」は近年全国的に対策を求められている、空き家問題の相談専用窓口として、空き家に関する各種相談を受け付けております。

このチームでは、これまでよろず相談を担当していた、余之助の仲間達に加え、地域の専門家達との連携の下にスタートしたもので、行政及び市議会議員をはじめ、相続争いの解決に明るい司法書士や、空き家になる前の段階で対策が立てられるよう、群馬県介護支援専門員協会や、地域の介護施設との連携も密にとって活動しております。

 よろずや余之助では人と人との交流の場として、様々なイベントを実施していますが、中でも歌声喫茶が大変重要な役割を果しています。

運営スタッフは地域の協力者ですが、伴奏のメンバーは70〜80代の方達で、80代後半の元音楽教師が指導しています。

全員恐ろしく元気が良く、姿勢を正してお腹から声を出すという指導が、ただ皆で歌って楽しく過ごすというのではなく、楽しい健康法として評価されています。当日は60〜70代のファンが開演1時間程前から列をなし、にぎやかにお喋りしながら待っている様子は、正に元気の塊の如き風景です。

 その他中高年の女性達による趣味の小物作りでは、おしゃべりしながら制作した様々な手芸品を、余之助での展示販売や地域のイベントにて展示販売しております。

よろず相談事業や空き家対策プロジェクトでは、女性の出番は介護系以外では少ないですが、趣味の小物作りでは極めて纏まりが良く、手先を使った物作り作業は、脳の活性化に効果があり、生き甲斐活動に適しておるように思います。

 今後は介護施設から小物制作の出張教室や、歌声喫茶の出前演奏の依頼も受けておりますので、介護系との連携は今後益々強化することになるでしょう。

今では形に多少の違いはありますが、徐々に各地で似たような活動が展開されているように思います。

《余之助流市民活動運営のポイント》

 余之助が各種活動を展開するにあたり、運営の基本として交流率を高めることを第一に考えております。その為には様々な分野の人達の助けも必要になりますので、連携力を高めること、及び団塊世代独自の手法を大切にしております。

連携力のポイントとしては、貸借バランスを念頭におき活動しておりますが、協力してもらったら、こちらの出来る事で何等かの形で相手のお手伝いをします。

マスコミ関係が何かと余之助を取り上げてくれるのも、交流率が高いと地域のいろんな情報が集まりますので、必要な情報を提供することによって、貸借バランスが保たれているのかと思われます。

また手法では仕掛けと潤滑油を考慮しております。仕掛けは何事も「余之助流」を基本とし、それがスムーズに進むように潤滑油として「言葉のキャッチボール」を重視しています。(余之助流:イベントは事前に試して真に面白いと感じたら実施・ジョークとトボケは必須アイテム)


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